【最新ドローンのおすすめ8選】空撮におすすめのモデルはどれ?

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映像・写真撮影のための民生用ドローン、特にDJIのドローンは、小型ながら安定した飛行性能、安全のための障害物センサーの搭載、十分なカメラ機能や高性能なジンバル、フライトアプリの進化など、どこを見ても不足な点は見当たらない。性能面でも信頼性においても成熟期に入ったといえる。

[別記事:【ドローンとは】初心者向けQ&A|選び方・飛行に関するルール・ライセンス取得・損害保険の加入→]

[別記事:【最新ドローンで空撮 セッティング編】DJI「Air 2S」を使って撮影に挑戦!機体の設定から必要アイテムの準備、送信機のチェックを行う→]

成熟期に入ったDJIの民生用ドローン

映像・写真撮影のための民生用ドローン、特にDJIのドローンは、性能面でも信頼性においても成熟期に入ったといえる。

小型ながら安定した飛行性能、安全のための障害物センサーの搭載、十分なカメラ機能や高性能なジンバル、フライトアプリの進化など、どこを見ても不足な点は見当たらない。

選択肢も広く、ユーザーはいざ買うとなると、どのモデルにするか悩んでしまうほどだ。

一方、DJI以外の民生用ドローンとなると、選択肢はあまりない。少し前までは、鳴り物入りで登場したGoProのKarmaが業界のナンバー2として存在していたが、同社は2018年にドローン事業から撤退。現在ではパロットのANAFIシリーズが残るくらいだ。

DJI「DJI Air 2S」

離陸重量 595g 動画解像度 5.4K
実売価格例:11万9900円

●撮像センサー/1型CMOS●レンズ/22mm(35ミリ判換算)●サイズ/長さ180mm×幅97mm×高さ77mm(折り畳み時)、長さ183mm×幅253mm×高さ77mm(展開時)

600グラム未満のコンパクトで軽量なボディに高画質とインテリジェントな機能を搭載した一台

DJIの最新モデル。機体は「Mavic Air 2」をベースにしているが、安全飛行の要、障害物センサーは、前方・後方・下方に加え、新たに上方を追加し、4方向を検知可能になった。

大きく進化したのがカメラ部で、1型のイメージセンサーを採用し、5.4K30pと4K60pの動画撮影と、2000万画素の静止画撮影が可能。フルサイズ判換算22ミリ相当の超広角レンズと、インテリジェントな撮影機能で、よりダイナミックな撮影が楽しめるドローンに仕上がっている。

送信機は、強力な伝送システムによって最大動画転送距離12キロを実現している。

カメラには1型のイメージセンサーを搭載。圧倒的な写りの映像と画像が得られる。

ほかのMavicシリーズと同様にアームが折り畳めるため、可搬性に優れる。

DJI「Mavic Mini 2」

離陸重量 199g 動画解像度 4K
実売価格例:5万9400円

●撮像センサー/1/2.3型CMOS●レンズ/24mm(35ミリ判換算)●サイズ/長さ138mm×幅81mm×高さ57mm(折り畳み時)、長さ159mm×幅202mm×高さ55mm(展開時)

4KカメラやGPS、ビジョンポジショニングなどトイドローンとは思えないほどの充実した内容

わずか199グラムながら本格的な作りが特徴のトイドローン。カメラは3軸ジンバルに懸架され、動画4K30p、静止画1200万画素での撮影が可能。

安定した飛行のためのGPSやビジョンポジショニングシステム(カメラやセンサーなどを使って地面との距離を測定し、機体を水平に安定させる機能)を搭載するなど、トイドローンとは思えないほどの充実ぶり。

なお、航空法の対象外となるドローンであるが、実際の飛行の際は同法の遵守が必要。

片手で楽々持てるコンパクトな機体は、カメラバッグにもスッキリ収まる。気軽に持ち歩くことができるので、撮影のチャンスも広がる。

DJI「Mavic 2 Pro」

離陸重量 907g 動画解像度 4K
実売価格例:19万7560円

●撮像センサー/1型CMOS●レンズ/28mm(35ミリ判換算)●サイズ/長さ214mm×幅91mm×高さ84mm(折り畳み時)、長さ322mm×幅242mm×高さ84mm(展開時)

シリーズ中で最大の機体を持つフラッグシップ。光学2倍ズーム搭載の兄弟機もラインアップ

Mavicのフラッグシップで、カメラ部には1型のイメージセンサーを搭載。緻密な色再現を行う10bit Dlog-Mカラーや、絞り機構を内蔵する28ミリ相当のレンズなど、本格的な撮影に対応。サイズもシリーズ中で最も大きく、より安定した飛行が可能だ。

1/2.3型センサーで光学2倍ズームの兄弟機「Mavic 2 Zoom」もラインアップしている。

スウェーデンの名門カメラメーカー、ハッセルブラッドの名を冠した1型センサーのカメラを搭載。一級品の写りは、さすがフラッグシップ。

DJI「DJI FPV」

離陸重量 795g 動画解像度 4K
実売価格例:15万4000円(コンボ)

●撮像センサー/1/2.3型CMOS●レンズ/14.66mm(35ミリ判換算)●サイズ/長さ255mm×幅312mm×高さ127mm(プロペラあり)、長さ178mm×幅232mm×高さ127mm(プロペラなし)

専用のFPVゴーグルを着用した状態で没入感のある飛行体験ができるアクションドローン

専用のFPVゴーグルを着用し、没入感ある飛行体験ができる“アクションドローン”。

最大速度は時速140キロ。ホバリングした状態から時速100キロに到達するのにわずか2秒を実現。4K60pでの動画撮影が可能で、15ミリ相当の超ワイドレンズとともに、高精細で迫力ある映像を記録できる。

なお、本機は目視外飛行となるため、航空局への許可申請が必要になる。

FPVゴーグルを装着して操縦するため扱いには慣れを必要とするが、その没入感は圧倒的で、自分が飛んでいるかのような錯覚すら覚える。

パロット「ANAFI」

離陸重量 320g 動画解像度 4K
実売価格例:9万3500円

●撮像センサー/1/2.4型CMOS●レンズ/22mm(35ミリ判換算)●サイズ/長さ244mm×幅67mm×高さ65mm(折り畳み時)、長さ240mm×幅175mm×高さ65mm(展開時)

320グラムという軽さながら、25分の長時間飛行が可能。23ミリ相当で4K動画撮影にも対応

パロット社の民生用ドローン。320グラムという軽さで、25分の最長飛行時間を達成。GPSを搭載し、安定した飛行を実現している。

3軸ジンバルに懸架されたカメラ部は1/2.4型2100万画素で4K30pの記録にも対応。レンズは23ミリ相当とすきがない。

対象物の表面温度測定が可能な「ANAFI THERMAL」など、業務用途バージョンもラインアップ。

アームを折り畳むとスマートに。Mavicに比べて見かけることの少ないANAFIだが、人と違ったドローンで楽しみたい人は要チェックだ。

ホーリーストーン「HS700E」

離陸重量 557g 動画解像度 4K
実売価格例:3万7790円

●最大飛行距離/300m●最大飛行時間/42分(バッテリー2個使用時)●視野角/130°●サイズ/長さ380mm×幅230mm×高さ125mm

電子ブレ補正付きで、4K30pの本格的な撮影が可能。フォローミー機能も注目

電子ブレ補正を搭載するホーリーストーンの民生用ドローン。4K30pでの本格的な映像撮影が楽しめる。

GPS機能も内蔵しており、ホームポイントへの自動帰還が可能なほか、送信機を追いかけるフォローミー機能なども搭載する。バッテリー2個付きで、最大42分の飛行時間を実現。

ジーフォース「INGRESS BEYOND」

離陸重量 196g 動画解像度 フルHD
実売価格例:2万5960円

●最大飛行距離/300m●最大飛行時間/13分●最大飛行高度/120m●視野角/120°●サイズ/長さ174mm×幅164mm×高さ54mm

リターントゥーホームなどのインテリジェントな飛行も可能なGPS搭載のトイドローン

強力なブラシレスモーターを採用するトイドローン。飛行時間は13分。

GPS機能とビジョンポジショニング・システムを搭載しており、安定した飛行に加え、リターントゥホーム(飛行中、機体に何らかの不具合がある際にGPSデータを基にドローンを自動帰還させる機能)などのインテリジェントな飛行も可能。

フルHD動画、400万画素での静止画撮影に対応する。

RYZE「Tello」

離陸重量 80g 動画解像度 720p
実売価格例:1万2620円

●最大飛行距離/100m●最大飛行時間/13分●最大飛行高度/30m●視野角/82.6°●サイズ/長さ98mm×幅92.5mm×高さ41mm

トイドローンながら、正確なホバリングが可能。飛行操作はスマホの専用アプリで行う

重量80グラムながら正確なホバリングが可能なビジョンポジショニング・システム搭載のトイドローン。

機体のコントロールは専用のアプリをインストールしたスマホで行う。プログラミングソフト「Scratch」を使った飛行も可能で、子供から大人まで楽しめる一台だ。

※価格は記事作成時のものです。

■解説・撮影/大浦タケシ(フォトグラファー)

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