【最新ドローンで空撮 セッティング編】DJI「Air 2S」を使って撮影に挑戦!機体の設定から必要アイテムの準備、送信機のチェックを行う

ガジェット

ドローンは、まず最初に「アクティベーション」と呼ばれる機体の認証設定、その後に飛行や撮影に関する各種設定をする必要がある。これらを行わないと、飛行中に重大なトラブルを起こしたり、そもそも飛行自体ができなかったりする場合もあるのだ。

[別記事:【最新ドローンのおすすめ8選】空撮におすすめのモデルはどれ?→]

[別記事:【最新ドローンで空撮 飛行操作編】DJI「Air 2S」を使って撮影に挑戦!クイックショット、フォーカストラック、マスターショットで撮ってみる→]

セッティング 1
スマートフォンのアプリを使って機体の基本設定を行おう

ドローンは、買ってきたら即、飛行できるわけではない。まず最初に「アクティベーション」と呼ばれる機体の認証設定を、スマホのアプリを通じて行い、その後に飛行や撮影に関する各種設定をする必要がある。

これらを行わないと、飛行中に重大なトラブルを起こしたり、そもそも飛行自体ができなかったりする場合もあるのだ。

また、使い始めたあとにも、フライトアプリや機体のファームアップ(プログラムを古いバージョンから新しいバージョンへとアップデートすること)が随時行われるので、それにも対応するようにしたい。

同時に、送信機に装着する自分のスマートフォンについても、なるべく新しいOSにファームアップしておくことをおすすめする。

以降、DJIの最新モデル「Air 2S」を使いながら解説していこう。

DJIのフライトアプリのホーム画面

DJIのフライトアプリ「DJI Fly」のホーム画面。ファームアップが必要な場合、ここにその旨が表示される。「GO FLY」をタッチすると、飛行可能画面に切り替わる。

最大高度や最大距離などの項目をチェック

飛行可能画面に切り替わったら、「飛行前のチェック」で設定を確認。最大高度や最大距離、自動RTH(リターントゥホーム)時の高度などを見ることができる。

フライトアプリによってはさらに詳細な表示も

もう一つのDJIのフライトアプリ「DJI GO 4」の場合、飛行可能画面に切り替わると即座に「機体ステータス一覧」を表示する。機体の状態を一目でチェックできる。

ファームウエアは常に最新のものにしておく

機体および送信機のファームウエアバージョンなどは、飛行可能画面右上の「…」メニューから「詳細」タブを選ぶと確認できる。常に最新にしておくように心がけよう。

セッティング 2
予備のバッテリーやプロペラ、フード、風速計なども準備しよう

いよいよ飛行に入るのだが、その前にドローンの機体、送信機以外の必要なアイテムを準備しよう。

特に大事なのが予備のバッテリーやプロペラ。予備バッテリーは長時間の飛行に必須だし、プロペラは傷やクラック(ひび割れ)が入ったら迷わず交換したい。同様にプロペラガードや風速計なども用意しておくと安心だ。

そのほか、予備のメモリーカードやNDフィルターなどもあるといい。いずれにしても安心で安全な飛行と、高品質な映像・写真のために、準備はしっかりとしておきたい。

予備のバッテリー
以前に比べてバッテリーのもちは格段によくなったが、それでも予備バッテリーがあれば安心。余裕を持って飛行ができる。

予備のプロペラ
プロペラは傷やクラックが発生した場合や、または使用開始からある程度時間を経過したものは、安全を考えて、すべて新品に交換したい。

プロペラガード
プロペラに直接接触しないためのアイテム。DID地区の飛行では、プロペラガードがないと許可は下りない。

NDフィルター
滑らかな動きの動画は、一定の秒数以下のスローシャッターで撮るのが好ましい。そのためのNDフィルターは必携だ。

風速計
風速5メートル/秒をコンスタントに超すようになるとコントロールは難しい。事前に把握するためにも風速計はマスト。

モニターフード
スマホの画面は明るい屋外では見づらくなるが、モニターフードを装着すれば視認性は飛躍的に改善する。

ランディングパッド
ドローンを離着陸させる場所に砂や小さな石などが浮いている場合、効果的なアクセサリー。小さく折り畳むことができる。

セッティング 3
ドローン操縦の要である送信機のスティックモードなどを確認しよう

機体とともに大切なデバイスが送信機。ラジコンから入った人は“プロポ”と呼ぶこともあるが、これはドローン操縦の要だ。

送信機には操縦に関する操作部と、撮影に関する操作部が搭載されるが、“一等地”にはコントロールスティックなどの操縦に必要なものが置かれる。

どこに何のレバーやボタンがあるかは、事前にしっかり把握しておきたい。さらに、飛行に関する基本的な設定状況についても、素早く確認できるようにしておくといいだろう。

設定や操縦はスマホ画面を見ながら行う

送信機の操作部の機能と役割は熟知しておきたい。また、ドローンの送信機は、スマートフォンを装着して、画面を見ながら操作するのが基本となる。

コントロールスティックは「モード2」が標準

コントロールスティックの操作には、いくつかのモードがある。多くの場合、デフォルト(標準設定)は「モード2」となり、左のスティックを前に押すと上昇、手前に引くと下降、左に倒すと左旋回、右に倒すと右旋回となる。右のスティックは前に押すと前進、手前に引くと後進、左に倒すと左に進み、右に倒すと右に進む。

スティックモードを確認しよう

スティックモードの選択画面。モードは全部で四つあり、カスタマイズもできる。デフォルトは「モード2」だが、ラジコン経験者は「モード1」がなじみがあるだろう。

障害物を検知したときの回避方法

進行方向に障害物を検知した場合にどう回避するかを決める機能。自動で避けて飛行する「迂回」、その場でホバリングする「ブレーキ」から選べる。

バッテリーの残量や温度などを確認

機体のバッテリーに関する情報画面。バッテリーの残量、電圧、温度が極めて正確に把握できるほか、劣化度やシリアルナンバー、充電回数なども確認できる。

動画フォーマットなどもチェックしよう

こちらはカメラ機能に関する情報。動画フォーマットやカラーモード、コードフォーマットなどが確認変更できる。撮影の際は、そのつどチェックしたい。

■解説・撮影/大浦タケシ(フォトグラファー)

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット