フトン巻きのジローで、枕を洗濯してきました。夫の汗や皮脂で真っ黄色に染まった枕も、すっかりきれいに。おまけにぺたんこだった枕たちは、ボリュームも復活。フトン巻きのジローで枕を洗う魅力や手順、ビフォアアフターについてご紹介します。
汚い枕をきれいにしたい
枕のカバーはたまに洗濯をするものの「枕本体も洗濯機に入れて洗う」という人は少ないのではないでしょうか。
枕の中には、人間の皮脂や汚れを餌に集まったダニが潜んでいるかもしれません。できることならカバーだけでなく、枕本体もきれいにできたら気持ち良いですよね。
家中の枕がうっすら汚い……
わが家の枕は、購入して5年は経ったものばかり。その間、枕本体を干す機械はあっても、洗濯機で洗ったことなど1度もありません。一体どれほど汚れやダニが潜んでいるのか……夫の枕にいたっては3日前に洗濯したばかりのカバーさえ、すでに汚れていました。
フトン巻きのジローに洗いに行こう!
「このまま汚れた枕で寝るのも、寝られるのももう嫌だ!」ということで、家族の枕の洗濯を、初めて決意。近所にある「フトン巻きのジロー」さんへ、お邪魔しました。
フトン巻きのジローって何?
フトン巻きのジローとは、布団専用のコインランドリーのこと。スタッフが常駐しており、布団を持って行くと素材に適した洗濯・乾燥、ほつれの簡単な裁縫までやってくれる「おまかせ洗い」をお願いできます。さらに、お願いした洗濯はその日のうちにすべて済ませてくれるスピード感も、人気の理由です。
クリーニングと同じように手軽にきれいに、そしてコインランドリーのように安くスピーディーに。両店それぞれの良いとこどりをしているのが、フトン巻きのジローと言えるでしょう。
筆者は過去に夫(40代)の5年間洗っていない敷布団を、フトン巻きのジローにきれいにしてもらったことがあります。もしよければ、当時の記事も楽しんでみてください。
今回はコインランドリー洗いをします
枕は洗濯をお店に丸投げできる、「おまかせ洗い」には対応していません。「布団を持って行くとサービスでやってくれるオプション」という立ち位置だそうで、単品でのおまかせ洗いは受け付けていないそうです。
そのため今回はフトン巻きのジローのコインランドリーを使って、セルフ洗濯をします。
いよいよ汚い枕を洗濯!準備をすすめよう
実際に我が家の汚い枕を選択していきます。
枕カバーをはずすと……汚枕のお目見え
店舗に行くと、スタッフのお姉さんがお出迎え。枕を洗いたいことを伝えると、一緒に枕カバーを外すお手伝いをしてくれました。
枕カバーを外すと……
きっっったな!
夫の枕、すごい色です! 筆者と子どもたちの枕はそこまで黄色くないのに……。
タバコを吸う人であればヤニ汚れで枕が黄色くなることもあるかと思いますが、夫は喫煙家ではありません。体から一体何を出してこんな色を生んでいるのでしょうか?
汚すぎるを連呼する私に、スタッフのお姉さんが「汗じみができてしまうのは仕方がないこと。ただ、洗濯機洗いだけではもしかしたら落ちないかも……」と優しくアドバイス。
はたして40代男性が5年以上放出し続けた汗じみは、どれほどきれいになるのでしょうか?
シナシナのボリュームも悲しい
毎晩使っている枕なため、どの枕も汚れているだけでなくボリュームがなくシナシナ気味です。
小学生の長男はぺたんこの枕が嫌いなため、シナシナの枕の上に小さな枕を置いて寝る、という荒業を使っています。
洗濯で、多少はボリュームも蘇ると良いのですが……。
カバーはファスナーをしめて洗濯
フトン巻きのジローのコインランドリーは、枕カバーも一緒に洗濯ができます。
「枕カバーのファスナーは、しっかり閉めて洗濯をしてくださいね。でないと、ファスナーが壊れてしまうかもしれないので」とお姉さんから再びのアドバイス。
しっかり上まで閉めておきます。
枕は1つずつ専用カバーに入れて洗濯がおすすめ!
「枕は中身がよってしまうことがないように、専用の洗濯カバーを使いましょう。1つにつき1枚の枕カバーを使ってください」
とお姉さんに教わったため、言われるがままに1つずつ洗濯カバーに枕をぽいっ。
枕カバー類は1つの袋にまとめて入れて良いそうです。これで、準備が整いました!
洗濯機の大きさには余裕を持つ
フトン巻きのジローに限らず、コインランドリーはどこもそうだと思いますが、洗濯機の容量によって値段が変わります。
フトン巻きのジロー町田小山町店さんでは、1番小さいSサイズの洗濯乾燥機なら1,300円で済ませられるそう。
ケチ症な筆者は、1番安いSサイズでギチギチに入れて洗おうかと思ったのですが、「洗濯物に対して、余裕が少ないサイズは避けたほうが良いです。洗うことはできても、乾燥がうまくいかないと思います。どうしても密集している部分は、温風が届かないので……」とお姉さんからの注意喚起が。
5つの枕ならLサイズがおすすめ!合計1,700~1,900円で洗える
今回、筆者が持っていった枕は全部で5個。うち2つはクッションです。この量であれば、Lサイズの洗濯乾燥機を使用したほうが良いとのこと。金額は店舗によって違うようで、小山町店はLサイズの洗濯乾燥機で1,700円でした。(HPでは、洗濯乾燥機はLサイズ1,900円となっています)
きれいになっても湿ったままでは、再びカビや雑菌の繁殖を促してしまうかも。不安に思い、大人しくLサイズの洗濯乾燥機に枕を放り込みます。
「マイナスイオン水」でグワングワン洗います
店内のセルフレジでお金を支払い終えると、洗濯開始です。
フトン巻きのジローでは洗濯の水にもこだわっており、滅菌力が高いとされているマイナスイオン水を使っています。
マイナスイオン水をどしゃどしゃ浴びて、洗剤も加えて、グワングワン洗われる枕たち。果たして、どれほどきれいになるのでしょうか?
枕の洗濯完了!
洗濯~乾燥までの時間は70分ほど。洗濯が終わると清算時に入力していた自分の電話番号に、店舗から完了の電話が入ります。
すっかりきれいになった枕たち
いそいそとお店に戻ると……すっかりきれいになった枕たちが!
汚れがひどかった夫の枕も、黄ばみが薄くなっていました。お姉さんの言う通り完全にきれいにすることはできなかったものの、大満足の汚れ落ちです!
他の枕も軒並みきれいに!これまで蓄積した汚れがだいぶ落ちたのを実感できます。
落ちきれなかった汚れは、やはりひどすぎる皮脂汚れ&血液の汚れ、といった感じです。しかし全体的に白さが増していて皮脂汚れ・血液汚れも色が薄くなっているため、たしかに洗えていることがわかります。
2度見するレベルのボリュームアップ
今回、フトン巻きのジローで枕を洗濯して驚いたのが、ボリュームの復活具合です。
洗濯乾燥機から出したとき、「うちにこんなでかい枕あった?」と思わず2度見をしてしまうほど、大きく膨らんで帰ってきました。
もはやふかふかを通り越して、パツンパツンの見た目に……!枕の素材によるものなのでしょうか。
他に、羽毛のクッション・枕もボリュームを取り戻していました。あまりにもボリュームがありすぎて、これまで使っていたカバーにおさめるのは苦労するほどです。
洗濯後は机に5分放置して乾燥チェック
「洗濯が終わったら、カバーにしまう前に枕やクッションを5~10分ほど机の上で放置してみてください。机がしっとり湿ったり水滴ができていたりしなければ、乾燥ができている証拠です。」
と洗濯前にお姉さんに言われたのを思い出し、机の上に並べて放置してみました。
きれいな枕が並ぶ姿は気持ちが良いもの。机が湿ることもなかったため、しっかり乾燥ができているようです。
ふかふかの枕は優しい匂いがしました
家に帰って、フトン巻きのジローで洗濯をした枕に寝てみました。
洗剤の匂いはほとんどせず、なぜかお日様の香りがします。そういう洗剤なのでしょうか。どちらにせよふかふかでやわらかくて清潔な枕で、心地良く眠ることができました。
フトン巻きのジローでの洗濯!知っておきたいポイント
フトン巻きのジローで洗濯する上で、注意しなければならない点があります。
ウレタン・羊毛は洗えないそうなので注意
枕に限らず、フトン巻きのジローではウレタンや羊毛の素材は洗濯ができないそうです。おまかせ洗い・コインランドリーどちらを使用するにしても、素材を確認してから持っていくようにしましょう。
夕方以降はスタッフがいない店舗も
今回お邪魔したフトン巻きのジロー町田小山町店さんは、平日は16時・日/祝日は18時でおまかせ洗いの受付を終了するそうです。そのため、それ以降の時間を大幅にすぎて店舗に行ってもスタッフの方はいません。
初めて行く方は、スタッフがいる時間帯を狙って行くと良いでしょう。わからないことや不安なことがあれば、親切に相談に乗ってくれますよ。
まとめ
フトン巻きのジローでは、布団以外の物も洗うことができます。「それってただのコインランドリーじゃん」と思うかもしれませんが、使用している水にこだわっていたり、スタッフが常駐したりといった特徴があり、通常のコインランドリーよりも安心要素が多い印象です。
家中の布製品が安く・早く清潔になるため、ぜひ、お近くにフトン巻きのジローがある方は試してみてください。