樹脂製の本体に手のひらに収まる特殊形状で、ササッととかすとたちまちサラサラつややかヘアに変化する”魔法のヘアブラシ”として人気を博した『タングルティーザー/TANGLE TEEZER』。若い世代に人気だけど、これ、おじさんの無防備になりがちな後頭部をサッと整えるにもかなり優秀だった!
タングルティーザーとは? 〜洗面所の鏡でもチェックしにくいずさんな後頭部の状態を目立たず瞬間リカバー
日頃から身だしなみのためにクシをを持ち歩いているおじさんは少なくない。ただこれ、髪型を整えるには有効でも、隙間がのぞきがちな中高年オーバーの後頭部にはあまり効率の良くない手段。どうせならボリュームアップがしやすいブラシの方が効果的だ。
とはいえ常に柄つきのブラシをカバンに入れておいて、洗面所で取り出すのはなかなかに目立つ行為。周囲の目も気になりがち。そこでこの手のひらにほぼ隠れる株式会社プリアップ『タングルティーザー ザ・オリジナル ノーマル』(約74×115×48mm/50g・税込2,970円・発売中)が役に立つ。
タングルティーザーとは聞き慣れない名称だと思うが、2013年に日本へ上陸し、2024年1月時点で、国内の累計販売数900万個を突破するほどの大ヒット商品。見た目はポップで、樹脂製がゆえに高級感もそんなに感じない。よくよく見るとブラシの毛先の長さが微妙に違っているくらいで、それほどすごいものとは思えない。
ところがこのタングルティーザーは、日本とイギリスで特許を取得した特殊なブラシ構造で、世界中のセレブの髪を20年以上担当した元ヴィダルサスーンのカラーリストが開発した代物だ。
2007年にイギリスで誕生、2012年には”英国女王賞 イノベーション部門”を受賞。デタングリングブラシ(髪の絡まりを解きほぐすことに特化したブラシ)のパイオニアで、「絡まりやすいダメージ毛や繊細な子どもの髪の毛もやさしくほぐせるように」、このタングルティーザーを開発したのだという。
一度使ってみるとわかるのだが、確かに2、3回髪をこれで撫でると、すぐに髪にツヤが出る。ちょっとしたマジックのような感じで。考えるに髪が絡まっていると光の反射が一定しないのでツヤがなくなり、絡まりを正して髪を整列させることで均等に光が反射することでツヤが生まれるようである。
もちろん髪の毛の絡まりをほぐすことで自然なボリューム感も出る。
手のひらで包み込むように持てば、目立たず迅速に、おじさんの後頭部の状態がすっきり!
使い方は簡単で、手のひらで握って軽くとかしていくだけ。数回撫でればツヤが出てきて驚くはずだ。しかもサラサラ。おじさん特有のギラギラ感が薄まるだけでもかなりポイントが高いと思う。洗面所の鏡の前でもサッと手ぐしで整えている感じで、無防備な後頭部を万全の体制に導くことができる。
その秘密は長短二段構造のブラシ毛の長さ。デュポン社製の樹脂で、通常のブラシよりも細め。二段階構造で毛の流れを整えることで、引っかかりなく、髪の毛やキューティクルにもダメージを与えることなく整えることができるのだ。
タングルティーザーの選び方
最初に選ぶべきは基本形の「ザ・オリジナル ノーマル」。ピンク系を中心に鮮やかな14種類のカラバリがあるが、目立たないことを考えると「パンサーブラック」「シャンパンロゼ」あたりがおすすめだ。長短二段構造の特殊素材ブラシの醍醐味を味わえて、人間工学に基づいたしっかりと持ちやすい形状ゆえに、パソコンのマウスのように手にフィットし、力のかけ方もマスターしやすい。
基本的に毛先の柔らかいタングルティーザーだが、もっとやさしさが欲しいというのなら、「ザ・オリジナル ソフト&ダメージ」がおすすめ。こちらのカラバリは現在6種類。
他にも携帯性を考慮したコンパクトサイズの「コンパクトスタイラー」(カラバリ23種類)やヘアサロン仕様の「サロンエリート」、頭皮ケアに特化した「ザ・スカルプケア」など各バリエーションが存在する。
(2024年1月26日 一部最新情報に更新)
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