できたては、うまい! その法則が際立つお菓子の代表が、フライパンで作るポップコーン。歴10年以上・百戦錬磨の筆者は、自宅で映画を観るときは、ほぼ必ず作ります。そんな中、「バターしょうゆ味」で知られる『マイクポップコーン』を手作りできるキットが登場したので、自家製バターしょうゆ味にチャレンジ!
フライパンと油でサッと作れるポップコーン。『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』なら、夢のできたて「バターしょうゆ味」が食べられる!
さかのぼること67年前、1957年に発売した日本初のポップコーン・ブランドが、「マイクポップコーン」です。中でもアメリカンな、しましまブルーのパッケージ「バターしょうゆ味」はロングセラー商品で、定番中の定番。
日頃から自力で豆を買ってきて深くてでっかいフライパンに油をしいて弾けさせている筆者は、できたてのポップコーンのおいしさを骨の髄まで知っていますが、この味だけはマネできませんでした。
【自家製ポップコーンの作り方】オリジナルフレーバーを作るときの鉄則
というのも自家製ポップコーンは、バターなどの油脂類やパウダー状になっているものなら、思いつくままに混ぜることができて、オリジナル味のポップコーンを作ることができます。その結果、出来たてのフワッとして、サクッとした一番おいしいときに食べられる。自家製パンなどもそうですが、作りたてにかなう食品はなかなかありません。
実際にポップコーン作りに励んでわかったのは、できたてはたいていおいしいということ。市販のすぐ食べられる袋入りのポップコーンにしても、パンにしても、おいしさを持続することが一番難しいのだなあと、いつも思います。
オイルやパウダー/シーズニングなら気軽に混ぜられる!
実際に筆者のキッチンには、有塩バターよりも焦げにくい無塩バター、パンチを出したいときのためのガーリックオイルや、ヘルシーな米油、味に重みを加えたいときのオリーブオイル、事後にふりかけて味を付ける「ケイジャンスパイス」(アメリカ南部ルイジアナ州の料理に使われるスパイス)、脂っこさを軽減するパセリ・パウダーなどを常備しています。
以前はチリパウダーやガラムマサラなどのエスニックな味にも挑戦していました。コショーは断然ミルでガリガリするブラックペッパーがおすすめです。
ただ、しょうゆのような水っぽい液体は、当然熱した油に入れたら跳ね散らかしますし、危険。パウダー状の醤油も業務用や高級品などにはあることはありますが、どこのスーパーでも入手できるものではありませんし、お手軽・お手頃おやつじゃなくなってしまいます。
『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』なら、ど定番ロングセラー「マイクポップコーン バターしょうゆ味」のできたてを食べられる!
ジャパンフリトレー『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』(120g・想定価格 税込400円前後・2024年12月2日発売)は、「マイクポップコーンの豆」50g×2袋 、味付け用シーズニング2種類(濃厚バターしょうゆ味シーズニング8g/塩キャラメル味シーズニング12g)が入った手作りキット。
手作りポップコーン野郎としては、この味付け用シーズニング(粉末)が、一番ワクワクするポイント。以前よりど定番ロングセラー「マイクポップコーン バターしょうゆ味」を出来たて状態にできないか、レンジを使って温めてみたりした記憶がよみがえります。
『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』で作ってみよう!【バターしょうゆ味 編】
最初はこんなちょっとだけ(50g)でどのくらい作れるの? と不安になるかも知れませんが、おなじみの製品「マイクポップコーン バターしょうゆ味」もひと袋50gです。そう、はじけてふくらむとエアーを含んでたっぷりな量になるのです。
・サラダ油:大さじ3杯程度
・持ち手の付いたフタ付きの鍋
・できたポップコーンを入れるためのボウル
鍋のフタはガラス製がおすすめ!
1. 鍋に、マイクポップコーンの豆1袋とサラダ油大さじ3杯程度を入れる。
2. 鍋にフタをして中火にかけ、ポンポンとはじける音がしたら、鍋をゆすり続ける。
3. 音がしなくなったら火を止める。
4. ポップコーンをボウルにあけ、好みのシーズニングを少しずつふりかけ、混ぜて完成。
ポンの音とともにただよう香ばしいポップコーンの香りが自家製の醍醐味
手作り「バターしょうゆ味」を食べてみた!
その上ポップコーンは、食物繊維が豊富に含まれている食品。ただ100gはけっこう大量。たくさん食べてもカロリー控えめなのは、大半は空気だから。
『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』で作ってみよう! マシュマロを入れて甘じょっぱいスイーツ系【塩キャラメル味 編】
しょっぱいばかりがポップコーンじゃない! そう思う人にうれしいスイーツ系のシーズニングも入っているのが『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』の特徴です。こちらは製品の「マイクポップコーンキャラメル」に近いですが、コーンの種類と塩キャラメルなところが違います。
・サラダ油:大さじ1.5杯程度
・持ち手の付いたフタ付きの鍋
・フライパン
・木ベラ
・器
・マシュマロ 10個
・バター 20g
2. 鍋にフタをして中火にかけ、ポンポンとはじける音がしたら、お鍋をゆすり続けます。
3. 音がしなくなったら火を止めます。器にあけておいてください。
※ここまでは同じ!
4. フライパンにバターを入れ、バターが溶けたらマシュマロを入れます。
5. マシュマロを木ベラでつぶしながら溶かします。
6. マシュマロが溶けたらフライパンを火からおろし、ポップコーンを入れ、手早く混ぜ合わせます。
7. あら熱がとれたら完成。
でもできたてはやっぱりおいしい!
ムラはできたけど、なんだかんだでできた。ふんわりとした甘ーい香りがキッチンに充満。出来たてなので味は、サクサクとマシュマロの粘度とシーズニングのしっかりとした甘さのハーモニーが抜群。今度はマッシュルーム型のコーンでやってみたいな。
一般的にポップコーンは、トウモロコシであれば何でもいいというわけではなくて、爆裂種と呼ばれる加熱して膨らむコーンを使用します。その中でもしょっぱい系ポップコーンに使用されるのは「バタフライ型」という縦横無尽に弾けた形になる種類。一方スイーツ系ポップコーンに使われるのは一般的に、ドームのように膨らむ「マッシュルーム型」。ソースやシロップが塗りやすいのが理由。
『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』みんなで作るところから始めれば、パーティー気分が超盛り上がる!
パーティー気分満点の自家製ポップコーン。この『マイクポップコーン屋さん てづくりキット』で、できたものを出すのではなく、みんなで作るところから楽しむ方がエンタメ度はマシマシになると思います。
一部小売店にて購入可能。