糖尿病の患者さんやその予備軍のかたは、ほぼ全員、左足の股関節が硬く、開きにくくなっています。そこで、ぜひお勧めしたいのが、膵臓の働きをよくするツボ「糖尿穴」を刺激する方法と股関節のゆがみを解消する「一瞬整体」です。【解説】佐々木繁光(佐々木整体治療院院長)

解説者のプロフィール

画像: 解説者のプロフィール

佐々木繁光(ささき・しげみつ)
佐々木整体治療院院長。1957年千葉県生まれ。日本大学薬学部卒業、日本鍼灸理療専門学校卒業。薬剤師として病院に勤務していたとき、「新正体法」の創始者である宮本紘吉先生と出会い、内弟子となってさまざまな治療を学ぶ。師の没後、その遺志を継ぎ、新正体法に各種手技療法を統合した「佐々木式新正体法」を2010年に創始。新正体法研究会会長。佐々木整体治療院院長。薬剤師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。著書に『一瞬整体で痛みが消える!病気が治る!DVD付き』(マキノ出版刊)などがある。

全員の血糖値が下がりだるさも消失

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる」成人の患者数が2016年時点で、1000万人を突破しました。さらに、「糖尿病の可能性を否定できない」予備軍も1000万人いると推定されています。

この記事を読んでくださっている皆さんも、血糖値が気になっているかたが多いのではないでしょうか。

ここで、簡単なチェックをしてみましょう。床に座り、左右の足の裏を合わせて、できるだけかかとを股の近くに引き寄せ、ひざを床に近づけます。合蹠(がっせき)と呼ばれる姿勢です。

このとき左右のひざの高さを比べてみてください。左のひざが右ひざよりも高くなっていませんか?

糖尿病の患者さんやその予備軍のかたは、ほぼ全員、左足の股関節が硬く、開きにくくなっています

私の治療院にいらっしゃる糖尿病の患者さんの話をよく聞き、治療に当たる中で、私はこの事実を発見しました。

なぜ左足なのか。医学的に明確な理由は解明できていませんが、膵臓が体の左寄りにあることが関係しているのではないかと、私は推測しています。

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンが十分に働かないために、血中を流れるブドウ糖がいつまでも吸収できずにあふれてしまう病気です。

インスリンは膵臓の特殊な細胞から分泌されるホルモンです。膵臓が位置する体の左側になんらかのトラブルが起こると、膵臓の働きが低下して、インスリンが必要量、分泌できなくなってしまいます。

その代表的なトラブルが、左足の股関節のゆがみであり、それが原因で起こる血行不良なのです。

画像: 足の裏を合わせたとき、左ひざのほうが高い人は膵臓の働きが低下しやすい

足の裏を合わせたとき、左ひざのほうが高い人は膵臓の働きが低下しやすい

画像: 2つの体操で、股関節のゆがみと血行不良を改善すると、糖尿病もよくなってくる!

2つの体操で、股関節のゆがみと血行不良を改善すると、糖尿病もよくなってくる!

そこで、ぜひお勧めしたいのが、「左足」を使った二つの療法です。それぞれの詳しいやり方は、下記で説明しますが、どちらも道具はいっさい必要なく、だれでも簡単に安全に行うことができます。

一つめは、左足の太ももにある、膵臓の働きをよくする特効ツボである「糖尿穴(とうにょうけつ)」を刺激する方法です。

以前、私の治療院にいらしている糖尿病の患者さん10人(60~70代)に協力してもらい、糖尿穴を1週間、毎日3回刺激する実験を行ったことがあります。すると、10人全員の血糖値が下がり、同時にだるさが改善されたのです。体調が非常によくなったという声も多数得られ、高い効果が確認できました。

もう一つは股関節のゆがみを解消する「一瞬整体」。うつぶせになって左足を開き、左足を少し上に上げてからストンと落とす簡単な体操です。

一瞬整体は、私の師匠であり、昭和のカリスマ治療家であった、故・宮本紘吉先生が創始した「新正体法」をもとにして私が開発した療術です。

左の股関節の開きをよくする一瞬整体と、糖尿穴を患者さんに試してもらったところ、高かった血糖値が劇的に下がった症例が出始めたのです。

「糖尿穴」の押し方と「一瞬整体」のやり方

糖尿穴の位置

画像1: 【血糖値を下げる方法】膵臓のツボ「糖尿穴」と左股関節のゆがみを取る「一瞬整体」で高い効果!左足を使う2療法を紹介

左の太もものほぼ真ん中にある。イスに座り、ひざを直角に曲げて、太ももの横幅の中間で、そけい部とひざを結ぶ線との交点を中心に周囲を押してみて、いちばん強い痛みを感じるところ。

※糖尿病や糖尿病予備群の人は押すと強い痛みがあるが、健康な人はそれほど痛みを感じない。
※ひざを直角に曲げたときに現れるツボなので、足を伸ばしたり、床に正座したりした姿勢では見つからないので注意。

糖尿穴の押し方

画像2: 【血糖値を下げる方法】膵臓のツボ「糖尿穴」と左股関節のゆがみを取る「一瞬整体」で高い効果!左足を使う2療法を紹介

イスに座り、ひざが直角になるように曲げ、両手の親指を重ねて糖尿穴に当てる。

上半身の体重をかけながらグッと一気に3秒押し込み、パッと離す。リズミカルに3回くり返す。

※1日1~3セット行う。
※いつ行ってもよいが、毎食後に行うのがいちばんお勧め。

一瞬整体のやり方

画像1: 「糖尿穴」の押し方と「一瞬整体」のやり方

うつぶせに寝て、足はまっすぐ伸ばす。顔は左右どちらかを向き、ひじを軽く曲げ、手のひらを下に向けて顔のわきに置く。

画像2: 「糖尿穴」の押し方と「一瞬整体」のやり方

右足の位置はそのままに、左足の甲を下に向け、左足全体をまっすぐに伸ばしながら45度開く。

画像3: 「糖尿穴」の押し方と「一瞬整体」のやり方

左足全体をまっすぐに伸ばしたまま、つま先を5cm持ち上げてそのまま3秒保ったら、力を抜いてストンと落とす。
※3秒持ち上げるのがきつければ、1秒から始めて徐々に延ばしていく。

画像4: 「糖尿穴」の押し方と「一瞬整体」のやり方

そのまま2~3呼吸おく。③~④を3回くり返す。
※1日1日~3セット行う。

500mgあった血糖値が1週間で半減!

症例をご紹介しましょう。
50代の男性は、たった一晩で140mg/dlあった血糖値が100mg/dlに下がりました。空腹時血糖の正常値は110mg/dl未満ですので、たった1回で正常値になったわけです。

また、64歳の女性は、たまたま調べた血液検査で血糖値が240mg/dlもあることがわかり、すぐに投薬治療に入りました。自覚症状がなかったのでとてもショックを受けたそうですが、左足のゆがみを取る一瞬整体と糖尿穴の刺激を始めたら、3週間足らずで血糖値が120mg/dlまで下がり、担当医も驚嘆したとのことです。

また、糖尿病だと診断されながら10年放置してしまった70代の女性は、薬を飲んでも500mg/dlあった血糖値が、1週間で240mg/dlになりました。

皆さん、糖尿穴の刺激で強い痛みを感じたというかたが多いようです。それはまさに膵臓が元気のない証拠。糖尿穴を探す際の参考にしてください。

今回ご紹介した、左足を使った二つのセルフケアは、年齢性別を問わず、糖尿病歴が長いかたにも、予備軍のかたにも、活用しやすい方法です。ぜひお役立てください。

画像: この記事は『安心』2019年7月号に掲載されています。

この記事は『安心』2019年7月号に掲載されています。

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