【エゴスキュー体操とは】股関節の痛みを改善する3ポーズを紹介!

美容・ヘルスケア

エゴスキュー体操には、難しい体操は一切ありません。簡単なポーズをとって1分間静止したり、ゆっくりした動きを10回したりといった感じなので、どんな方でも取り組めます。今回は、股関節痛に有効な体操を三つご紹介しましょう。【解説】加藤剛生(エゴスキュー・ジャパン代表取締役・一般財団法人エゴスキュー・ジャパン協会代表理事)

解説者のプロフィール

加藤剛生(かとう・たけお)
株式会社エゴスキュー・ジャパン代表取締役、一般財団法人エゴスキュー・ジャパン協会代表理事。1972年、愛知県生まれ。名古屋大学法学部卒。20年の慢性的な腰痛がエゴスキュー体操に出合い解消したのをきっかけに、2008年アメリカにて資格を取得。以後、国内にてマンツーマンの指導に当たりながら、セミナーなどを通じて後進の育成にも当たる。
https://egoscuejapan.com/

痛みや体の不調の根本原因は「体のゆがみ」

エゴスキュー体操は、アメリカの軍人だったピート・エゴスキュー氏によって考案されたので、「エゴスキュー体操」と名付けられました。

ベトナム戦争に従軍していたエゴスキュー氏は、負傷してベッドに横たわっていました。痛みと体の不調に苦しみましたが、どんな医師も彼を助けることはできません。寝たきりだった彼は、とうとう立つことも、歩くこともできなくなってしまいました。筋肉が衰えてしまったのです。

体を使わなければ筋肉は衰えることを、身をもって体験した彼は、自らリハビリを模索し、体を動かし続けました。すると、体は徐々に回復し、再びその機能を取り戻すことができたのです。

軍を退いてから、生体力学、解剖学、運動療法などの研究に没頭しました。20年以上の実証研究を重ね、確立したのがエゴスキュー体操です。

ピート・エゴスキュー氏をはさみ、左はエゴスキュー・ジャパンオーナーの越山雅代氏、右が私

エゴスキュー体操は、痛みや不調を根本から治す方法です。

痛みや不調の原因は患部ではなく、筋肉や骨格のゆがみ、筋肉のアンバランス、誤った体の使い方にあると考えます。

したがって、エゴスキュー体操では、姿勢を整えたり、正しく使われていない筋肉が動くようにしたりする体操を行います。「筋肉の再教育」です。

エゴスキュー体操には、難しい体操は一切ありません。簡単なポーズをとって1分間静止したり、ゆっくりした動きを10回したりといった感じなので、どんな方でも取り組めます。今回は、股関節痛に有効な体操を三つご紹介しましょう。

股関節痛に効く「エゴスキュー体操」のやり方

エゴスキュー体操は、関節の位置を、本来の正しい位置に戻すことで体のゆがみを修正し、痛みや症状を治す自力療法です。痛みや症状によって、さまざまな体操がありますが、今回は「股関節痛に効く」エゴスキュー体操を三つご紹介します。

足乗せゴロ寝」は、足を台の上に乗せて寝ているだけの体操ですが、重力によって骨盤のゆがみが正され、背骨も自然に整えられていきます。股関節・肩関節も正しい位置へと導かれ、骨盤が正常な状態に導かれます。同時に背中の緊張もほぐれます。万能といってもいいくらいの基本の体操です。

【理想的な姿勢】(1)~(4)の関節が、水平かつ垂直に並ぶ

【腰曲げ】

壁やテーブルなどを利用し、背骨と股関節の角度が90度になるよう、体の位置を調整する。なるべく背中が丸まらないように。ひじやひざもなるべく曲がらないように。この姿勢を1分間保つ。

足は握りこぶし1つ分空けて立つ。足先は、親指以外の4本の指がまっすぐ前を向いていること。

【直角座り】

背中とお尻を壁にピッタリと付けて、床に座る。両足をまっすぐに伸ばす。この姿勢を3分間保つ。

足は握りこぶし1つ分空ける。足先を体のほうに引くときは、足先が八の字にならないように、まっすぐ立てて、親指から小指までを平行に手前に引く。

【足乗せゴロ寝】

あおむけになり、両足をいすや台の上に乗せ、まっすぐに伸ばしてリラックス。この姿勢を15分間保つ。

両足を行った後、片足ずつ同じようにして行うと、さらに効果的。

※股関節の痛みが強くて足が真上に上がらない場合には、下のように、足が上がる範囲でよい。

この記事は『安心』2019年10月号に掲載されています。

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