【VR体験】観光・学習・ショッピングなど多彩! スマホやPCから仮想空間を楽しめるサービス5選

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最近、注目の高まる仮想空間。VR(バーチャル リアリティ)や3Dのコンテンツを手軽に楽しめるサービスも増えています。旅行気分を味わえるものや、博物館や工場見学など学びに役立つもの、ショッピングやキャラクターとの交流ができるものなど種類も多彩です。この記事では、スマホやPC、VRゴーグルなどから体験できるコンテンツをジャンル別に紹介します。

VRコンテンツを利用するのに必要な環境とは?

まず初めに予備知識として、VRや3Dのコンテンツにアクセスする環境について知っておきましょう。スマホやPCから利用できるものや、スマホ装着型のゴーグルを使うもの、本格的なVRヘッドセットを使うものなどがあり、サービスによって対応する方法が異なります。

今回紹介するコンテンツは、スマホやPCからも手軽に利用でき、ゴーグルを使った「VRモード」への切り替えが可能なものを中心に選んでいます。

スマホ・PC

スマホやPCから3D空間を体験できるタイプ。VRゴーグルを使う場合に比べて没入感は薄れますが、専用の機器を持っていなくてもすぐに体験できる手軽さが魅力です。

なお、スマホやPCから利用できるサービスは、ブラウザからアクセスできるものと、アプリのインストールが必要なものに分かれます。

スマホVRゴーグル

レンズの付いた簡易式のゴーグルにスマホを装着し、スマホでVR対応動画を再生することでVR映像を視聴できる仕組みのものです。安価な製品が多く、100円ショップでも入手できます。

100円ショップのセリアで売られている紙製のVRゴーグル。ダイソーにはプラスチック製の500円の商品も存在する。

Meta Quest2

本格的なVR体験が可能なヘッドセット。具体的な使い方はこちらの記事で紹介しています。

VR機器の定番となった「Meta Quest2」。PCとの接続不要で使えるのが魅力

観光

なかなか遠くへ行くことがかなわない昨今。国内外の観光地の風景を見ることのできるコンテンツなら、自宅に居ながら旅気分を味わえます。

世界遺産を旅できる「Meta Diver」

国内外の世界遺産の360度動画を見ることのできるサービス。エジプトの大規模建造物やピラミッド、日本の寺院や古墳、サイパン島などのコンテンツが用意されています。


スマホアプリから利用でき、コンテンツを選択するとガイド音声の入った動画が開始されます。スマホの向きを変えることで360°の景色を見ることができるなど、臨場感のある映像体験が可能です。

音声ガイド付きなので見どころもしっかり分かる

また、表示をVRモードに切り替えることで、スマホVRゴーグルでの視聴も可能。VRモードの場合、手の動きで操作するハンドトラッキングに対応。ゴーグルの前に手をかざすことで動画の再生/停止を行えます。

手をかざすとそれを認識して、再生や停止の操作を行える

学び

博物館や工場見学など、学びの機会として活用できるVRコンテンツも増えています。

館内をじっくり巡れる「かはくVR」

「かはくVR」は、国立科学博物館の展示物を、館内を実際に歩いているような感覚で見て回ることのできるコンテンツ。「日本館」「地球館」それぞれの常設展示のほか、企画展の一部も公開されています。

PCやスマホのブラウザからアクセスでき、マウス操作で移動したり、展示物の説明や関連動画を見たりすることができます。

ブラウザ版では、展示物の赤丸をタップすると説明が表示される

VRヘッドセットの「Meta Quest2」では、標準ブラウザの「Meta Quest Browser」からサイトにアクセスし、右下のアイコンをクリックすることで、VRモードに切り替えることが可能。

Quest2のブラウザから「かはくVR」を開いて表示を切り替える

コントローラーで移動しながら、実際に館内に居るかのような感覚でじっくりと展示物を見ることができます。

Quest2のVRモードは高い没入感が魅力。本当に館内にいるような気分になれる

公式サイト

お金の印刷現場を体験「国立印刷局 VR工場見学」

「国立印刷局 VR工場見学」は、紙幣の印刷を行う国立印刷局の工場内部をを3D動画で見学できるコンテンツ。印刷のプロセスを順に見たり、説明テキストや関連動画を見たりすることができます。

さらに、「Meta Quest2」の標準ブラウザからアクセスすれば、より臨場感のあるVR映像として楽しむことも可能です。

お札の印刷プロセスを順に見学できる(画像はPCブラウザ版)

また、通常は工場見学の来場者が見ることのできる展示室を体験できる「VR展示室」も公開されています。こちらは、PCやスマホのブラウザからの閲覧に加えて、スマホVRからの閲覧にも対応。

展示ではお札の歴史や偽装防止のしくみなどが学べる

公式サイト

ショッピング

複数のバーチャルショップが集まり、ショッピングモールを歩き回る感覚で買い物を楽しむことができるサービスも登場しています。

そらのうえショッピングモール

ショッピングモールを模した仮想空間に、「ジブリがいっぱい!どんぐり共和国」「ウルトラマンワールドM78」「トミカ/プラレールショップ」「サンリオショップ」「エヴァンゲリオンストア」などのキャラクターショップが集結。

アバター姿でショッピングモール内を歩き回れる

それぞれの店舗に入ると、実店舗の360度映像に切り替わり、店内を見て回ることができます。

気になる商品をタップすれば、リンクからECサイトに移動して購入することも可能。

気になるアイテムを見つけたら、ECサイトに移動してそのまま購入することも可能

スマホもしくはPCアプリの「XR CLOUD」を入手して、「チケット」ページで「そらのうえショッピングモール」を選ぶとアクセスできます。


アミューズメント

キャラクターの世界に飛び込んで楽しむこともできます。現実から離れてのんびり過ごしたいときにおすすめ。

VRですみっコぐらしの世界を体験

「すみっコぐらし 〜いっしょにすごそうまほうの島〜」は、人気キャラクター「すみっコぐらし」の世界を体験できるサービス。

スマホもしくはMeta Quest2で、VRアプリ「VARK」を入手し、メニューから「すみっコぐらし島」を選択することでアクセスできます。

無料エリアと有料エリアに分かれており、無料エリアではすれ違うキャラクターをタップして紹介を見たり、記念撮影をしたりが可能。

すみっコぐらしのキャラクター達が空間内を歩いている

有料エリアは、1日チケットが160 VARK COIN(1600円)、1か月チケットが294 VARK COIN(2940円)と少々高価ですが、キャラクターに「ごはん」を渡したり、コンサートを見たりといった体験が可能。チケットはQuest2内から購入できます。


まとめ

VRコンテンツは、観光や学び、買い物、アミューズメントなど、さまざまな分野で活用されるようになっています。スマホやPC、あるいは安価なスマホVRゴーグルから利用できるものも多いので、連休にぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

文◆酒井麻里子(ITライター)
スマホ、PC、ガジェットなどのデジタル製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事などを執筆。Twitter(@sakaicat)では、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。

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酒井麻里子(ITライター)

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