【家族3人で快適に寝る】100日無料お試しに惹かれて…我が家のベッドの隙間問題に「エマ・スリープ」キングサイズ高級マットレスを導入してみた

レビュー

みなさん、毎日寝ていますよね? そして、その睡眠に不満はありませんか? 筆者はシングルサイズのマットレスをふたつ並べて、筆者と2歳の息子、妻の3人で寝ています。寝心地については「まあ、普通……」と思っていたのですが、最近2枚のマットレスの隙間に息子が毎晩落ちるのです。この隙間が意外と問題でせっかく家族3人同じベッドで寝ているつもりが、すっかり2つのシングルで妻と息子チームと筆者という状況に、パパは寂しいのです。そこで隙間のできないキングサイズのマットレスを検討し、100日お試し可能で、送料も返送料も無料だという「エマ・スリープ」を試してみました。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

完全無料お試し可能な最上級をセレクト

家族3人いっしょに寝るならキングサイズが必須条件

写真のように2歳の息子がマットレスとマットレスの隙間に落ちるのです。そして、この隙間が徐々に家族のなかで広がっているような……。

現在2歳の息子が生まれるまで、筆者は妻とふたりで、普通にダブルのベッドで寝ていたわけです。しかし、息子が生まれるとちょっと目を離した隙にベッドから落ちそうになります。これに対応するために「【子どものベッド落下防止】予算約35,000円!ALLニトリで約15cmの超ローベッドを実現」で紹介したローベッドと導入しました。

長くて数年、息子がちょっと大きくなったら、ダブルベッドで親子3人いっしょに寝ればいいと考えていたわけです。ですが、息子が2歳になってみて分かったことは、ダブルベッドで親子3人は寝られないという事実。3人でシングルのマットレスを2つ並べても、川の字で寝ていたことなどありません。なぜか真ん中の息子がほぼ真横になるH字がデフォルト。ダブルベッドの大きさではベッドの幅が足りないのです。しかも、最近ではシングルのマットレスとマットレスの隙間に息子が落ち込んでしまったり、隙間の幅が広がって、実際のところシングルベッドを2つ並べて妻と息子、筆者で寝ているのと変わらない状況になっていました。

残念ながら、我が家ではパパ(筆者)は息子といっしょに寝たい、息子はママといっしょに寝たい、ママはひとりで寝たいという力関係が成立しています。パパが息子といっしょに寝て、ママはひとりといった状況は成立しません。そこで筆者は息子が間に落ちることのないキングサイズ(シングル2枚分)で、今後もしばらく、この睡眠スタイルが続くことも考慮して、本格的に寝心地のよいマットレスを検討することにしました。

完全無料で100日間のお試し可能な「エマ・スリープ」をセレクト

「エマの約束」のWEBページ。ここまで「送料&返送 無料」「100日のお試し期間」「長期保証」を宣言しておいて、やっぱりなしはないでしょう。

前回、ベッド(マットレス)を買い換えた際は、息子が大きくなるまでの数年間使う超ローベッドと考えて、比較的リーズナブルなマットレスを選択したわけです。しかし、今回は息子がひとりで寝るようになるまで、もしかしたらふたり目が誕生すればさらに長く、いやもうそのまま夫婦のベッドとして使い続ける覚悟でキングサイズのマットレスを選択します。

息子が間に落ちてしまう問題と事実上シングルベッドふたつで妻と息子、筆者(父)に別れて寝ている問題は、おそらくキングサイズのマットレスにするだけで解決します。とはいえ、現在我が家のマットレス=寝室問題は、これだけではありません。

数年使えればと購入したマットレスは、コストパフォーマンスは高いのですが、残念ながらちょっと頼りなく、寝心地もそれ以前に使っていたコイルスプリングのマットレスに及ばないのです。最低数年、できれば10年近く使いたいと考えて、今回は新しいマットレスを導入するので、多少高くても後悔はしたくありません。

そこで、実際にしっかり使ってみるお試し期間のあるものを選択しました。最近ではインターネットなどで、お試し期間のあるマットレスブランドがたくさん出ています。筆者が重視したのは、ある程度以上のお値段でも品質重視なこと、さらに無料お試しをうたっていても、返品送料などがかかるものもあり、この送料がかなりお値段になることもあるようなので、返送料も無料のブランドを探しました。その結果、取り寄せてみたのが「エマ・スリープ」の「エマ・マットレス プレミアム」です。エマ・スリープのWEBサイトには「エマの約束」というページがあり「送料&返送無料」「100日のお試し期間」「長期保証」が明記されています。これが最終的に「まず、エマ・スリープを試してみよう」という決定打でした。

「エマ・マットレス プレミアム」を試してみた!

半額セールに負けて、上位モデルの「エマ・マットレス プレミアム」に決定

この原稿を書いているタイミングでは「セットで半額!」セールが行われていました。セール期間も比較的短く内容もよく変わるようなので、小まめにチェックしたいところです。

2015年にドイツで販売を開始したというエマ・スリープのマットレスは現在世界31カ国、400万人以上が愛用しているといいます。ちなみに日本では2020年12月から販売を開始し、2021年にはグッドデザインを受賞しています。

そして非常に重要なポイントですが、さほど安くはありません。スタンダードの「エマ・マットレス」のシングル(195×97cm)で通常価格108,000円(税込)、上位モデルの「エマ・マットレス プレミアム」はシングル(195×97cm)が通常価格206,000円(税込)です。キングサイズ(195×180cm)は通常価格293,000円(税込)になっているので、かなり高級なマットレスといえるでしょう。

しかし、それでも筆者がキングサイズの「エマ・マットレス プレミアム」を選択した大きな理由は半額セールの対象だったからです。通常価格293,000円(税込)がセール価格で146,500円。これはかなり大きい。逆にスタンダードの「エマ・マットレス」でもキングサイズは通常価格156,000円(税込)、セール価格で半額になっても78,000円(税込)なので、「エマ・マットレス プレミアム」キングサイズのセール価格146,500円との差額は68,500円です。スタンダードモデルで不満があっても上位モデルが気になるだろうし、親子3人で年間ほぼ365日毎日何時間も使うことを考えるなら、この程度の差額なら最上位モデルを体験したいという気持ちと、気に入らなければ返品すればいいという余裕が筆者に「エマ・マットレス プレミアム」を選択させたといえるでしょう。

「エマ・スリープ」のWEBサイトでは、期間は限定されていますが、頻繁に半額近いセールを行っているので、セールのタイミングをみて購入するのがおすすめです。

予想以上に小さいが重い! 圧縮梱包で「エマ・マットレス プレミアム」が到着

とてもキングサイズのマットレスが入っているとは思えないほどコンパクト。しかし、重さは約40kgとかなりずっしりです。

キングサイズの「エマ・マットレス プレミアム」は195×180×24cmと、かなり巨大な家具です。到着前から置き場の確保など、筆者は気を使っていたのですが、宅配便で到着したエマ・スリープからの荷物はなんと114×46×46cmと「本当に、この中にキングサイズのマットレスが入っているの?」と疑いたくなるようなコンパクトさでした。ただし宅配便の方が「かなり重いですよ」というほどで約40kg。女性だとひとりでは動かせないかもしれません。

箱を開けるとしっかりと圧縮梱包され、空気を抜かれた状態で厚手のビニールに包まれた「エマ・マットレス プレミアム」が丸められた状態で入っています。これを付属のカッターで開けて、空気を吸わせると設置が完了だといいます。

ビニールできっちり圧縮梱包された「エマ・マットレス プレミアム」。コンパクトに梱包されているのがよくわかります。

本当にちゃんと復元? するのか、不安になったが……

本当にちゃんと復元? するのか、不安になったが……

195×180×24cmのキングサイズのマットレスが、わずか114×46×46cmの箱に収まるサイズで梱包されて到着したので、本当にビニールパッケージを開けて、空気を吸わせるだけで、本来のサイズにちゃんと戻るのがかなり不安でした。単純計算の体積比で3.5分の1になっているのですから、不安になるほうが普通でしょう。

ビニールパッケージの一部を切って開けると、音を立てながら空気を吸っていきます。ちょっとおもしろくなる位です。「シュー」と音を立てて膨らむマットレスをパッケージから取り出して、筆者の家ではすのこタイプのベッドフレームに広げます。

かなり順調に膨らんでいきますが、それでも最初は端のほうがなかなか膨らまないなど不安要素もありました。マニュアルによると完全に復元するまでの時間は約5時間だそうです。

「シュー」と音を立てて、空気を吸い込んで復元していく「エマ・マットレス プレミアム」。ちょっと楽しくなってしまうのは筆者だけではないでしょう。

実際に寝てみた感想は「これ、やばくない!」

開封した直後の写真です。まだ、端のほうが反っているのがわかるでしょう。数時間程度で完全に復元するので心配はありません。

十分に空気を吸って、復元するまで待ってから、実際に横になってみました。それまで使っていたマットレスがシングル2枚で約24,000円と価格差が約6倍という圧倒的な事実があるにしても「マジか、こんなに違うか」と思わず、ひとり言が出るくらい違うのです。

専門的な言い方は、いろいろあるのでしょうが、マット自体の密度が違うといった感じ。これまで金だわしの上に布団を引いて寝ていたのが、お高いケーキ屋さんのシフォンケーキやスポンジケーキの上に寝ている印象なのです。しっとりフワフワ、それなのにもっちりといった感じでしょうか。

身体全体が面ではなく、点で支えられている感覚で、極端に沈み込むわけではないのに、全身が包まれているようで、いわゆる体重の分散が上手に行われているのが実感できます。

「やばい、ずっと寝ていたい!」。

というのが、素直な感想。これを100日も試したら、返したくなくなるのが分かるといった感じです。完全に予想以上の結果に満足しました。

ほぼ反りなどもなくなった状態の「エマ・マットレス プレミアム」。実際に横になっても素晴らしい寝心地でした。

細かな部分になるのですが、実はエマ・スリープのマットレスを選んだ理由はほかにもあります。2歳の息子と寝るので、おねしょなどマットレスを汚してしまうこともあるはずです。これに対してエマ・スリープのマットレスは標準で付属するカバーが取り外し可能で、洗濯機で洗うことができます。

これもかなりありがたいのですが、さらにオプションで用意されている「エマ・プロテクター」は汗やおねしょも飲み物もすべて跳ね返してくれる防水機能付き。キングサイズ用は20,500円(税込)ですが、こちらも頻繁にセールが行われるので、タイミングをみて購入するのがよいでしょう。

まだ、おねしょの失敗はありませんが、もし息子が失敗しても「なんともない」という余裕は子育て世帯の精神衛生にとてもよくおすすめです。

筆者はできるだけ、息子を叱っても、怒りたくないと考えているので、子どもの失敗を最小限にしてくれる「エマ・プロテクター」は必須です。

まとめ

家族の寝室・睡眠問題をお金で解決できる「エマ・スリープ」はかなりあり!

写真のように息子もご機嫌です。また、夜中にベッドでスマホなどをみているときに妻に「動かないで!」と言われる回数も減って、筆者も妻も満足です。

筆者は対費用効果はとても気にしますが、快適さをお金で買うのはありだと思っています。そして、今回のキングサイズの「エマ・マットレス プレミアム」はかなりありです。

息子が隙間に落ちる問題、事実上のシングルベッド2つでパパ(筆者)と家族の心に隙間が広がっている問題はキングサイズの「エマ・マットレス プレミアム」で簡単に解決しました。しかし、これにプラスして、以前に比べて圧倒的な寝心地が手に入っただけでなく、妻がずっと我慢していた問題も解決したのです。

家族3人など、複数人で同じベッドに寝ていると、誰かが夜中にトイレに立ち上がった振動、寝返りを打ったり、足をバタつかせた振動などが、予想以上に気になって、目が覚めてしまうものでしょう。筆者はある程度は仕方のないことと思っていたのですが、妻は筆者以上に気になっていたのを我慢していたといいます。「エマ・マットレス プレミアム」は、これらの振動をかなり抑えてくれるので「寝返りかな?」と思う程度の振動で、実際には妻が立ち上がってトイレに起きていたということが結構あるのです。これはとてもありがたい。

また2歳の息子もどうも気に入っているようで、朝までぐっすりの割合が増えました。家族3人全員の睡眠の質が明らかに向上しているので、使用頻度なども考えると「エマ・マットレス プレミアム」で快適さをお金で買うのはありだと筆者は考えます。

ただし、ひとつ気になっているのは、スタンダードの「エマ・マットレス」との違いです。どこかでぜひ、これも検証してみなさんにご報告したいと思っているのです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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