メジャーリーグのTV中継を観ていると、ベンチの選手たちが口をモグモグしながら、ペッと吐き出したり、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス選手がホームランを打った大谷翔平選手などに“かける”儀式が気になります。そう、『ひまわりの種』です。今回は、ずっと気になっていたGIANTS(ジャイアンツ)社の『ジャイアント ひまわりの種 サンフラワーシード5種』をレビューします。本場アメリカン製品を食べてみました!
まず驚いたのは、知ってるサイズより大きいこと
「ひまわりの種」というと日本では、小学生の時に種を集めて、ハムスターやリス、小鳥の餌にしていたイメージがありますが、当時はもうひとまわり小さかった印象があります。調べてみると、メジャーリーガーが食べている種は、日本で流通しているものよりひとまわり大きいようで、「ジャイアント」や「ビッグサイズ」と呼ばれる大きめの品種が人気とのこと。
『ジャイアントひまわりの種 サンフラワーシード5種』(各30g・税込 5,990円・発売中)は、楽天市場で購入しました。ひまわりの種を英語で言うと、「Sunflower Seeds」と言うようです。チラ見えする中身もゴツい感じ。
※ちなみに正式なブランド名は「GIANTS(ジャイアンツ)」ですが、日本の販売ページでは『ジャイアント』と表記されることも。そのためこの記事では、商品名は『ジャイアントひまわりの種』、ブランドは「GIANTS(ジャイアンツ)」と使い分けたいと思います。
【実食】いざ開封!大きさに驚きつつ、5つの味をレビュー
開封しようとすると、「ここから開けてね」指定が。開けてみると、なるほど納得。
その一部の開封口の内側だけに、ジッパーが付いています。ちょこちょこ食べ用に、残りが湿気らないようになっているわけ。これは気が利いています!
国旗が翻っている正真正銘のアメリカ製!
本場流?ひまわりの種の食べ方はこう!

殻を割ったら「松の実」のようなひまわりの種。
さて、どうやって食べるのが正解なのでしょうか。殻付きのひまわりの種は、食べ方に少しコツがあります。販売サイトには下記のように書いてありました。
1. 種を口に入れ、歯で軽くカリッと割る。
2. 口の中で殻と中身(実)を分け、殻だけを出す。
最初は戸惑いましたが、一般的な食べ方も調べて、合わせ技でやってみました。口の中で種を横向きにして奥歯で挟むと、うまくいきました。前歯で割る流派もあるようですが、メジャーリーガーを見ていると、口の中に放り込んで食べてるイメージがあったので。それではいよいよ味わってみましょう。
5種のフレーバーを実食!
このパックの魅力は、なんといっても5種類の味が楽しめること。基準になりそうな「オリジナル」から試してみます。
・オリジナル
まずは王道の塩味(ROASTED & SALTED)から。ローストされたひまわりの種の香ばしさと、優しい甘みが塩味で引き立てられています。シンプルですが、他のフレーバーを試す上で、まずはベーシックを知っておくべきでしょう。
千葉県八街産のピーナッツ(右側)と比べてみました。ひまわりの種は、殻も入れると大きいですが、中身を出すのに苦労するわりに、殻をむいてみると意外に小さくてビックリしました!
・ケトルロースト フレッシュクラックペッパー
次は、ちょっと大人な雰囲気のこちら。パッケージには「SALT & PEPPER FLAVOR(塩コショウ)」というのと共に、「MADE WITH GRILLED STEAK SEASONING」と書かれています。ステーキ用シーズニングで味付けされているということでしょうか。釜でローストしたような深い香ばしさに、粗挽き黒胡椒のピリッとした刺激が絶妙です。胡椒の華やかな香りが鼻に抜け、ハイボールにも合いそう。
・ディルピクル
スーパーでもよく見かける瓶に入ったディルピクルスの味なのかな。袋を開けると、ピクルスの爽やかな香りが漂います!ピクルスジュースで作られているとか。ハーブの一種「ディル(爽やかな香りとほろ苦さが特徴のセリ科の植物)」の清涼感と酸味で、口の中が一気にリフレッシュ。筆者はマリネをよく作るのですが、ディルの香草は欠かせません。濃厚な味の合間に食べると良さそう。
・ベーコンランチ
打って変わって、ガツンと濃厚なフレーバー。スモーキーなベーコンの風味と、クリーミーなランチ(RANCH)ドレッシングの味わいがクセになるおいしさ。「ランチ味」と言ってもお昼ご飯という意味ではなく、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカのポテチ系の定番人気で、一時期日本でも販売していた「ドリトス」のランチ味が気に入っていたこともあり、筆者も大好きなフレーバーです。
・KCスタイルバーベキュー
最後は、最も色が濃くて期待大のBBQ味。甘くてスモーキーなカンザスシティスタイル(KC STYLE)の味わいとのこと。燻製の香りの後に、しっかりとした甘みとピリ辛さが追いかけてくる。ウイスキーやハイボールと一緒に楽しみたい、複雑で奥深い味わいです。
【もっと知りたい】購入理由やブランド、栄養のこと
実食レビューで興味が湧いた方のために、少し補足情報を。
ロサンゼルス・ドジャースも食べてたはず!
筆者はスナック菓子や、ジャイアントコーンなどのお酒のおつまみも大好き。最近は日本人選手の活躍もめざましい、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)をTVで観ることも多くなり、「ひまわりの種」がどうしてもずっと気になっていました。そこで、楽天市場でひまわりの種を探していたところ、たくさんのブランドがあって迷ってしまいました。
でも最終的な決め手となったのは、あの大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースの選手たちが、この「GIANTS(ジャイアンツ)」ブランドを食べているのを見かけた記憶があったからです。「フレーバーもいろいろあるらしいし、選手と同じものを食べてみたいし」という気持ちで、まずはいろいろ試せるこの5種パックを選びました。
「GIANTS(ジャイアンツ)」ってどんなブランド?
筆者が直感で選んだ「GIANTS(ジャイアンツ)」ですが、実はアメリカの野球文化とともに親しまれてきた定番ブランド。米国ノースダコタ州を拠点とするGIANTS Snacks社が作っており、現地のスーパーなどでも広く流通しているそうです。選手だけでなく、アメリカの野球観戦でも定番スナックとして親しまれているんですね!
本場の雰囲気を味わうのに、ぴったりの選択でした。なお、パッケージ左上のキャラクターは同社のロゴで、「白いバッファロー」だそうです。
みんないっぱい食べてるけど、気になる栄養はどうなってるの?
ちなみに、ひまわりの種はスナックでありながら、ナッツなのでたんぱく質や食物繊維、ビタミンE、不飽和脂肪酸を含むのがうれしいポイント。パッケージにもしっかり「プロテイン」(タンパク質)と書いてあります。もちろん、味付きなので塩分の摂りすぎには注意が必要ですが、ポテトチップスを食べるよりはヘルシーでしょう。
30gにつき、190キロカロリーでプロテインが8gとれるとか。ゼロシュガーなどなど、成分表はこんな感じです。
まとめ:アメリカのポテチ同様に、楽しすぎる“体験型スナック”だった
『ジャイアントひまわりの種』は、ただ大きいだけのお菓子ではありませんでした。殻を「カリッ」と割る楽しさ、次は何味にしようかと選ぶワクワク感、そして一粒一粒のしっかりした食べごたえ。野球観戦はもちろん、映画のお供やちょっとしたリフレッシュにもピッタリだと思いました。噛めば目も覚めそうですしね。
最初のうちは、殻と実を口の中で分離させるのが難しかったです。殻だか実だか区別が付きにくいので、殻を食べてしまったりして。
ただ、殻にフレーバーがかかっているので、味のないガムをかみ続けてる状態にはなりません。しかも、思った以上に塩味が利いています。ポテトチップスやチートスなど、本場アメリカ製のスナック菓子はフレーバーが特徴的で、やみつきになるおいしさ。この技術を、ひまわりの種にまでまとわせたのはさすがの着眼点だなと感じました。
メジャーリーガーは風船ガムだけでなく、わざわざ殻付きの種を試合中の待ち時間で食べるなんて、改めておもしろい発想だと思いました。この動きをしながら、作戦を練りつつ集中してプレーしているなんて。TVの前で観戦しながら、この“やみつきな楽しさ”を、一度は体験してみては?
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