【デザインフェスタ2022】ハンドメイド好きの聖地「デザフェス」に親子で行ってみた~アイディア&おもしろグッズ編~

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アジア最大級のアートイベント「デザインフェスタ」(通称「デザフェス」)は、アーティストたちによるオリジナル作品が数々展示され、ハンドメイド好きの聖地とも呼ばれています。年に2回開かれ、毎回大盛況というこの催しに参加し、その魅力を探りました。どういう作品があって、どんな楽しみ方ができるの? 東京ビッグサイトで開催されたvol.56の様子をレポートします。

デザインフェスタ(デザフェス)とは?

「デザインフェスタ」(通称「デザフェス」)は、1994年から続くアジア最大級のアートイベントです。オリジナル作品であればプロ・アマ問わず誰でも無審査で出展・参加ができます。アートやハンドメイド作品好きの聖地とも呼ばれ、vol.56はなんと6,000以上の出店があるとのこと。そこで美術系好きの息子(中3)と参戦してみました。

デザフェスで出展されるジャンルは、イラストや写真、ファッション、書籍、パフォーマンス、フードなど多岐にわたります。vol.56では4つのフロアを使って大規模に展開しており、オリジナル作品がひしめく物販ブースには、個性的な魅力を放つグッズがたくさん並んでいました(詳しくはこちらの記事「買い物編」)。

また、発想やアイディアが光るアイテムがたくさんあったのも印象的でした。この記事では、デザフェスで見つけたユニークなグッズを紹介します。

新発想のアイディア&おもしろグッズ

カードゲーム

9段階の厚みの違うカードを裏返し、指で触った感触で数字を当てる新感覚のカードゲーム。実際に試してみると、意外にしっかりと厚みの違いが判別できることにびっくりしました。そして、予想した数字がめくったカードと同じだと想像以上に嬉しい! シンプルな数字当ての他、厚みを確かめながら行う神経衰弱やジジ抜き、ブタの尻尾など、遊びのバリエーションも豊富。ルールも簡単なので大人から子供までみんなで盛り上がれそうです。

ちなみに、カードゲームが集まったエリアでは、それぞれのゲームをやってみた感想を漫画にまとめるという粋な演出も。発売前のゲームもお披露目されていたりと、かなりの充実ぶりでした。

道路アクセサリー

工事現場で見かけるアイテムをモチーフにした道路タイプのアクセサリー。シンプルながらインパクト大で、友達がこんなネックスレスをしていたら2度見してしまいそうです。三角コーンや誘導灯は、紙を丸めて作られているので、ペンダントヘッドやピアスにしても重みを感じずに装着ok。先端にマグネットがついた三角コーンは、クリップホルダーやメモスタンドとして使えます。

架空の生き物アイテム

架空の生き物「スシニギリス」を発見。恐竜とお寿司が合体したキャラクターで、かっこいいようなかわいいような、とにかく親しみの持てる存在です。お寿司大のソフビは、思わず手が伸びそうな絶妙なサイズ感が魅力でした。

観劇ファングッズ

グッズ花のスタンドを形どったメッセージカードや劇場の座席表をデザインしたポーチなど、舞台作品や劇場をテーマにした着眼点が新鮮。「良席祈願」と書かれたチケットケースは、なんとも縁起が良さそうで、ハレの日の気分をグッと盛り上げてくれます。ステージのチケットだけでなく、新幹線の切符なども入れられるので、遠征のお供にも役立ちそうです。

魚のクッションカバー

なぜ鯖?という謎の発想がとにかく愉快な180cmのクッションカバー。遠くからでもよく目立ったので、部屋の中ではすごい存在感になりそうです。薄手の掛け布団やタオルケットなどを入れて形を整えたり、シーズンオフの毛布や洋服を入れて見せる収納袋にするという使い方も。ちなみに種類はマサバとのことでした。

生バンドのパフォーマンス

物販だけでなく、ブースではパフォーマンスもOKということで、ライブを行なっているグループもありました。こちらの「和装侍系音楽集団MIST」は、周囲への配慮で音を控えつつ熱いライブを実施。ぬいぐるみに介錯をするパフォーマンスを交え、オーディエンスを沸かせていました。

作家との交流も楽しめる

面白い作品を見つけると、作家さんにも興味が湧いてきます。デザフェスは、そんな作家さんたちとの交流も楽しみのひとつ。こちらの女性は「紙好きですか?」と自分から声をかけてくれました。ポストカードは絵柄に合わせて紙質を変えているそうで、鶴のカードは薄紙で裏からも模様が楽しめるほか、コーヒー柄は紙コップと同じ厚い素材を使っているなど、とても楽しそうに話してくれます。こういったこだわりを、製作者から直接聞けるのも貴重な体験でした。

紙のお姉さん(?)をはじめ、出展者は皆さん好意的な方が多かったです。全身ピンクコーデの女性(下の写真中央)に写真をお願いした時も「どうしよう。今日は地味だから」と言いながら、快く応じてくれました。ポーズもトークも仕上がっていて、ご自身も作品の一部という印象でした。

また、会場ではコスプレをしている人をたくさん見かけました。ステージの出演者やブースの出展者のほか、趣味で着ている一般の人も多かったようです。他にも来場者には大胆で華やかなファッションの人が多くみられ、おしゃれを楽しむワクワク感が伝わってきました。こういう雰囲気が味わえるのも、デザフェスの魅力なのだと思います。

まとめ

センス&アイディアに溢れた作品や、自由度の高い人たちが集まるデザフェスは、華やかで開放感のあるイベントでした。この日同行した中3の息子の言葉を借りると「楽しそうな大人がいっぱいいる場所」とのこと。多種多様な価値観を持った人たちを目の当たりにして、社会勉強にもなったようです。いろんな楽しみ方ができるデザフェス、次回の開催は5月です!

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諏訪圭伊子(フリーライター)

家電に携わって30余年のアラフィフライター。月刊『特選街』であらゆる家電を詳しくレビューした「我ら!家電体験隊。」の連載を長年担当。様々な家電メーカーの新製品発表会に参加し、最新の情報収集を行う。プライベートでは仕事と家事を切り盛りする2児の母。ママ友に情報を共有するような親しみやすさをモットーに、その家電が暮らしにどう生きるかをイメージできるような、具体的で丁寧な解説を目指している。

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