ドラレコは、いざというときにちゃんと記録されていることが何よりも重要だ。そのメモリーカードに、安価なノーブランド品を使うのは避けるべき。有名ブランドだとしても、絶対にエラーが起きないという保証はないため、エラーをいかに発生させないかという点も大切。専門家に詳細を聞いてみた。

ドラレコで使うSDカードの耐用年数は?

読者からの質問

ドライブレコーダーでマイクロSDカード(32Gバイト)を使用していますが、耐用年数はどのくらいだと考えればいいでしょうか?(K.Kさん 神奈川県 74歳)

編集部:

この質問は、カーAV評論家の会田肇さんに聞きます。

専門家の回答

専門家:

「ドライブレコーダー(ドラレコ)での記録ほど、メモリーカードを酷使する使い方はほかにありません。スマホであってもデジカメであっても、メモリーカードの容量をフルに使い切るということはそう多くありませんよね? しかし、ドラレコではそれが日常的に行われています。走行中は常に記録し、いっぱいになると古い順からデータを消去していく、これが何度も繰り返されるのです。

負荷の大きさはほかの使い方の比ではなく、記録直後のマイクロSDカードを抜いて触ると、かなりの熱さになっていることがわかります。しかもメモリーカードは消耗品であり、使っているうちにその能力が低下します。

では、メモリーカードの寿命はどのくらいと考えるべきでしょうか。実は、それに対する明確な答えはありません。強いていえば、1~2年程度で新しいカードに交換しておけば無難ではないかというところです。

ただ、ドラレコは、いざというときにちゃんと記録されていることが何よりも重要。そのメモリーカードに、安価なノーブランド品を使うのは避けるべきでしょう。とはいえ、有名ブランドだからといって、絶対にエラーが起きないという保証もありません。そこで重要なのが、このエラーをいかに発生させないかという使い方です」

編集部:

耐用年数というより、エラーを発生させない使い方をすることが大切ということですね。

専門家:

「記録エラーは、メモリーカード内に不良セクタが増え、正常な記録ができなくなることに原因があります。そこで必要なのが、フォーマット(初期化)です。個人的には1~3ヵ月ごとにカードのフォーマットを行うことをおすすめします。ただし、この作業でデータはすべて消えてしまいますので、事前にバックアップを取っておいたほうがいいでしょう。ドラレコによっては、フォーマット時期を案内してくれるものもありますので、それを活用するのもいいと思います。

一方、こうしたエラーを少なくするpSLC方式のメモリーカードも販売されています。これは、もともと監視カメラ用として使われてきたもので、ドラレコも似たような使い方であることから、最近はドラレコ用としても販売されるようになりました。価格はかなり高くなりますし、特に寿命がグンと長くなるわけではありませんが、少しでも記録エラーをなくしたいと思うならこのカードを選ぶといいと思います」

編集部:

高耐久性で定評があるpSLC方式のカードを使うのが、記録エラーを防ぐ手段の一つということですね。了解しました!

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