「iPhoneのWi-Fiが勝手に繋がる」「公衆無線LANのセキュリティが心配」「動画の再生が途切れる」等々、日々Wi-Fiを使っていると、思いもよらないトラブルに遭遇することがある。そこで今回は、特にユーザーを悩ませることが多い、Wi-Fi「頻出」トラブルの解決方法をわかりやすく紹介。これでWi-Fiをますます便利に活用できるはずだ。【2019年3月25日更新】

フリーWi-Fi(公衆無線LAN)に勝手につながってしまう場合

スマホやタブレットによっては、公衆無線LANが設定済みのモデルもあるが、めんどうな操作なしでWi-Fiを利用できる反面、実は不便なことも少なくない。

例えば、朝の通勤ラッシュ時に駅の公衆無線LANに自動的につながってしまうと、アクセス過多で通信が行えなくなったり、スポットによっては接続前にログイン操作が必要なものがあったりなど、かえって煩わしい思いをさせられることがある。

そんなときは、Wi-Fiをその都度、手動でオフにしてもいいが、そんな手間を毎日強いられるのも、どうも釈然としないはずだろう。

しかし、そんな不便は、公衆無線LANへの接続を回避できるアプリを活用すれば、スッキリと解決できる。

iOS端末では、ネットワークアプリの「WiFi Priority」がオススメ。
無視したい公衆無線LANスポットのSSIDを指定するだけで、勝手な自動接続をオフにできる。

一方、Androidは、ワイヤレス設定からWi-Fiの自動接続を無効化することが可能だ。

iOSアプリ「WiFi Priority」の設定方法

iOS向けの「WiFi Priority」は、有料(120円)の自動接続回避アプリ。繋ぎたくないWi-Fiスポットを指定しておくだけで、自動接続を無効化できる。

まず、アプリを起動したら、上部のボックスに無視したいSSID、下部に接続パスワードをそれぞれ入力し、画面右上の「Next」をタップ。

SSIDの暗号化方式を選択し、「Next」をタップ。

画面中央のアイコンをタップ。

ブラウザーが起動したら、メッセージの「許可」をタップ。

プロファイルのインストール画面が開いたら、画面右上の「インストール」をタップ。

プロファイルのインストールを許可するため、パスコードを入力する。

画面右上の「次へ」をタップ。

画面右上の「インストール」をタップ。

画面下部の「インストール」をタップして、プロファイルのインストールを実行する。

プロファイルのインストールが終わったら、画面右上の「完了」をタップして画面を閉じる。これで、指定したSSIDの自動接続は無効化される。

Androidの設定方法

Androidの場合、機種によっては名称は異なるが、まずワイヤレス関連の項目から「Wi-Fi」の一覧を表示。次に、自動接続を無効化したいSSIDを長押しタップする。

表示されたメニューから、ネットワーク設定関連の項目をタップ。

SSIDのネットワーク設定から、自動再接続関連の項目をオフにして「保存」をタップすれば、自動接続が解除される。

公衆無線LANのセキュリティが不安な場合

最近は、駅のホームや空港、カフェなど、公衆無線LANを利用できる場所が急増しており、ノートパソコンでWi-Fiを利用しやすくなっている。

しかし、セキュリティ対策なしでネットを利用していると、悪意のある第三者から情報を盗み見られる危険性がある。

第三者からの接続を未然に防ぐ

そこで、まず確認しておきたいのが、Windowsのネットワーク設定。Windows10の「設定」にある「ネットワークとインターネット」から「Wi-Fi」の項目を開いて、現在接続中のネットワーク先をクリックする。

画像1: 第三者からの接続を未然に防ぐ

続いて、詳細設定が表示されたら「パブリック」をチェックしよう。

画像2: 第三者からの接続を未然に防ぐ

これで他の端末から自分のパソコンにアクセスできなくなるので、情報漏えいのリスクをある程度は軽減できる。

通信速度が遅く、動画の再生が途切れてしまう場合

ネットの速度が遅い場合は、ネット動画の再生が途切れてしまうことがある。

しかし、ルーターによっては、低速回線でもスムーズに動画再生できようにサポートしてくれる機能を備えるモデルもある。

その機能とはバッファロー製の一部ルーターに搭載された「アドバンスドQoS」で、ネット動画やゲーム、ダウンロードなど、通信の種類別に優先順位を設定できるというものだ。

「アドバンスドQoS」で動画再生を快適化

画像: 「アドバンスドQoS」で動画再生を快適化

本機能を使って、あらかじめ動画の優先順位を上げておけば、途切れがちな動画もスムーズに鑑賞できるようになる。

また、手っ取り早く再生品質を改善したいなら、画質はある程度犠牲にはなるが、動画配信サイトの画質設定を「低画質」に変更して、データ通信量を抑えてもいいだろう。

ルーターが熱くなっている場合

気温の低い冬場なら多少温かい程度なら問題ないが、夏場に触れられなくなるほど熱くなるとなると、ルーターが熱暴走してネットに繋がらなくなる可能性がある。

そんなリスクを回避するためにも、ルーターの設置場所は、できる限り空調の効いた涼しい場所を選ぶようにしよう。

意外に見落としがちではあるが、ルーターの排熱口をふさぐホコリも発熱の原因となりうる。排熱口はホコリでふさがらないように、こまめな清掃を心がけたい。

また、ルーターに省電力機能が搭載されているのなら、昼間や深夜など、ネットを使わない時間帯の動作をセーブさせておくのも効果的だ。

さらに、下の写真のような冷却グッズも併用すれば、発熱対策として効果を期待できそうだ。

ELUTENG 120mm ファン

エレコム USB扇風機 FAN-U177BK

ルーターの設置場所がわからない場合

Wi-Fiルーターの電波を隅々まで行き届かせるには、やはり設置場所にも工夫が必要だ。

・家屋の中心部に設置する
・壁などの障害物からはできる限り離す
・床置きはせず、床から1~2メートルの高さに置く
・電子レンジやコードレス電話など、電波干渉しやすい機器からは離す
・押し入れや棚の中には入れない。金属製品を近くに置かない

以上が基本的な設置ルールだ。基本的には、いずれもWi-Fiの電波を効率よく発信しつつ、障害物や干渉による減退も避けるための手立てといえる。

ただし、部屋割りや家具のレイアウトを始め、電源や光コンセントなどの都合上、理想的な場所にルーターを置くのが難しいこともあるだろう。

もちろん、そんな場合は実現可能なものから取り入れて構わない。当然、通信速度は若干落ちるだろうが、実用上、問題ない速度が出ているのなら、あまり神経質にならずに妥協するというのも一つの考え方だろう。

外部アンテナタイプでWi-Fiの電波環境を改善

設置場所を変更するのが面倒なときは、Wi-Fiルーターのアンテナを調整することで通信速度を向上できる場合がある。これで他の端末から自分のパソコンにアクセスできなくなるので、情報漏えいのリスクをある程度は軽減できる。

アンテナの厳密な調整方法は製品によって異なるが、基本的には電波はアンテナの向きに対して垂直な方向へと広がる性質を備える。

従って、平屋やマンションなど、Wi-Fiを水平方向へ広げたければアンテナを垂直に立てて、2階建て家屋など、Wi-Fiを垂直に飛ばしたければアンテナを水平に配置するのがセオリーといえる。

画像: 外部アンテナタイプなら、住環境に応じた最適なWi-F環境を構築できる。写真はバッファロー製のフラグシップWi-Fiルーター「WXR-2533DHP2」。 www.buffalo.jp

外部アンテナタイプなら、住環境に応じた最適なWi-F環境を構築できる。写真はバッファロー製のフラグシップWi-Fiルーター「WXR-2533DHP2」。

www.buffalo.jp

まとめ

便利なWi-Fiも使い方を一つ間違えると、勝手に繋がったり、セキュリティを低下させたりなど、かえって悩みのタネとなる場合もありうる。しかし、あらかじめ具体的な対策さえ知っておけば、そんな事態に直面しても慌てずに済む。特に、今回取り上げたWi-Fiトラブルはいずれもよくあるものばかりなので、対処法をしっかり覚えておけば必ず役立つはずだ。

◆篠原義夫(フリーライター)
パソコン雑誌や家電情報誌の編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル家電が中心で、初心者にも分かりやすい記事をモットーに執筆活動を展開中。

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