「少量のお湯で食べられる」「常温で長期保存ができる」「軽いので持ち運べる」といったメリットが受け、年々需要が拡大しているフリーズドライ市場。これまでは「フリーズドライ=汁物」というイメージだったが、業界トップのアマノフーズからなんと「トンカツカレー」が発売され、その復元性と美味しさが話題を呼んでいるという。
市場が拡大するフリーズドライ食品
フリーズドライ食品の市場が元気だ。
フリーズドライとは「真空凍結乾燥技術」のことを指すが、その技術によって多様な食品を乾燥状態にできるようになった。即席みそ汁が知られているが、最近は麺類やリゾット、シチュー、惣菜など、種類も豊富になっている。
「少量のお湯で食べられる」「常温で長期保存ができる」「軽いので持ち運べる」といったメリットがあり、高齢化や孤食のトレンドも後押しし、年々需要が拡大している。それを受け、近年食品メーカーからフリーズドライ食品の新製品が相次いで投入されるようになった。
さまざまなメーカーから新製品が続々!
フリーズドライにトンカツが出た!
中でも注目は、アサヒグループ食品のブランド「アマノフーズ」だ。
フリーズドライの「みそ汁・吸い物類(減塩含)市場では業界トップ。販売実績を毎年伸ばしている。同社によると、2014年の販売食数から見ると、2018年は150%以上の伸長率となる見込みだそうだ。
そんなフリーズドライ食品のパイオニアとして知られる、アマノフーズが発売する「まかないごはん とんかつカレー」が今話題だという。
ついにトンカツまでフリーズドライに!という印象だが、「お湯を注いでトンカツ」というのがなかなかイメージできない。
しかし同社は、これまで「フリーズドライ=汁物」というイメージを払拭しようと、「チキンカツの玉子とじ」を2015年10月に発売、即完売の大ヒットとなり話題を呼んだ。実績があるのだ。
記者も実際に試してみたが、袋から中身を取り出した段階では、当たり前だが、ただの「フリーズドライの塊」だ。
そこに、マグカップ半分くらいのお湯をかけると……あれよあれよと言う間にトンカツが現れてきた。カレーのルーも、ほどよくとろみがあり。カツはボリューミーで、不思議と衣のサクサク感も再現できている。いわゆるレトルトとは違う感動がある!
アマノフーズの担当者によると、このカツは手作業で揚げているというから驚きだ。
厳選した豚肉の脂身やスジばったところを手作業で取り除き、最適なフライ温度で、衣が豚肉からはがれないように手作業で丁寧に揚げているという。
開発に一番苦労した「復元性」についても、チキンカツとトンカツ(豚肉)の違いがあり、肉質がきめ細かい豚肉は湯が浸透しにくいため、肉の食感が理想的なものになるまで何度も試行錯誤したそうだ。
おいしさはもちろんだが、出来上がるまでの過程も楽しめる商品だ。中味は、町の洋食屋さんのカレーに近い。
オリジナルの特製カレーは、あめ色に炒めた玉ねぎや、生クリーム、りんご果汁を使ってコクのあるまろやかな味に仕上げている。
こだわりの特製カレーが絡んだとんかつは食欲をそそる味わいで、どこか懐かしい万人に愛される味だといえよう。
「まかないごはん とんかつカレー」は、お湯を注ぐだけでとんかつが入ったカレーを食べることができる、おすすめのフリーズドライ商品だといえる。発売から二週間、比較的高い価格ながらも売れ行きは好調だという。
購入方法は、今のところ通信販売のみ。電話(フリーダイヤル)や公式オンラインショップでの受付となるが、数量限定のため早めの申込みをおすすめする。
商品概要
商品名 | まかないごはん とんかつカレー |
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内容量 | 55g/1食 |
湯量 | 140ml |
販売価格 | 1,204円(消費税別)/セット(2食入り) |
発売日 | 2018年11月24日(土) |
販売数量 | 11,000セット |
販売方法 | 通販専用 |
通信販売の 購入方法 | ■電話:0120-3046-81(通話料無料) ■受付時間:9~19時/日・祝日を除く ■アマノフーズ公式オンラインショップ https://www.amanofd.jp |
アマノ食堂について
アマノ食堂は、おいしいフリーズドライ情報に触れられる、アマノフーズのオウンドメディアだ。2015年7月にスタートし、2018年9月には閲覧数が月間100万PVを超える人気サイトに成長している。